2008年06月22日
B-1 その1
B-1です。すぐ近くに居るものですから避けて通れないライフワークの戦略爆撃機です。
今日一日体調不良のままピトー管を作っていました。
同じものを6個作るのは人の仕事じゃないのは分かっているが仕方がない、、、。
B-1プロジェクトは私の中では、その11まで来てるのですが、
ここでは最初からということで画像は過去に遡ります。
機体色はコンバットグレーなんですが、今回パネルライン無しの胴体なので、
退色表現塗装でパネルラインを凌駕する!?という事になりました。
実は「世傑」の写真で奮起して10年前に作り始めたのを、実機よろしく再開しました。
その写真がヤレタB-1なのです。
キットが凸モールドなのと傷があったので思い切ってモールドを落としたのでした。
遅ればせながら、、、
MONOGRAM 1/72 B-1B BOMBER
本日は、主翼をしまうグローブボックスのカバーパーツが外れて一日を潰しました。
このカバーはプラの弾性を利用して内側へ入っていくのですが、
私が仮止めのまま組み上げたので遂に外れた、、、悲しい、、、
森の小人さんにお願いして中で接着してきて欲しいと思ったのですが、
小学6年生の知人に「幼稚園生でも、森の小人さんがいないのは知っている、、」
と言われたのを思い出し、やむなく自分で直すことにした。
張り合わせてパテ修正までした胴体を二枚に下ろせばすぐに直せるのは分かったが、、、
でもやはり、それは出来ないので内視鏡を使い、
何とか手術と言う方法でリカバリーすることにしたが、その内視鏡がない。
困った挙句思いついたのが「瞬間接着剤をノズルで流し込む」という博打でした。
博打には勝ち負けがあります。
パーツをピンバイスで刺(ドリリングしてホールド)して
北北東あたりにノズルを突っ込みプチュをいう音を確認してノズルを抜く、、、
もちろん博打を論理化すべく、イメージトレーニングとリハーサルはやりました。
結果は身も凍る5分後に勝ちとでました。
結果良ければ全てよし、、、これが私の完成への方法です。
こんなやり方をしているからもう既に100時間を超している、、、。
B-1です。脚パーツ一覧と組みあがったものです。
これを三点接地させるのが、また厄介な事と解りました。
後ろ足が曖昧な接点、前脚のロッドに固定ピンがない、、、、。
それを楽しむのが模型作り、いや、だからプラモを作りたい、、、。
仕上がった尾翼、エンジンノズル、爆弾庫、ベーンです。
ノズルのパーツが一部ありませんが、
見かけ問題がないので気にしないことにします。
これらの接着、取り付けに問題はないでしょう。
ここまで来ると、気持ちに余裕がでてきて
「ボーテックスジェネレーターやアンチコリジョンライトを付けようかなあ」
などと調子にのります。
プラモデルだからこそ調子にのれるのです。
模型なら最初から計画に入っていることでしょう。
だってプラモなら「これくらいにしておくかぁ」という選択肢もあるのです。
ハァーァとお思いの方はプラモデルの文化的愉悦に浸れない真摯な方です。
プラモのつもりがアンチコリジョンライトを自作してしまった。
それのスペースの穴はあいているがパーツが付いていないという不思議状態でした。
エアインテークとして理解しようと思ったがそうもいかず、、、
しかし、後付けのため象嵌が甘く、いま一つだが、まあ良いでしょう。
こうしてプラモは模型になって行くのでした。
ここまでくると白鳥ではなく剣呑なヤツであることがわかります。
ピトー管やアンテナパーツは手に刺さるといけないので
キットに付いて無いけれどミサイルは17発も付いています、
が抜き取られていて無い、、、。核拡散状態というのは本当のようです。
B-1B BOMBER 1/72 MONOGRAM
B-1出来上がりました。
今回「プラモデル」としてスタートした作業でしたが、結果「プラ模型」となってしまいました。
キットと資料を照らし合わせると、どうもB-1ABXといった方が良いのではないかと思います。
もう古いキットで、どうこう言うものではありませんが、お話として、、、。
エンジンポッドの形状が曖昧です。テールコーンのアールが違います。
爆弾庫のドアサイズや前脚の収納ロッド形状、水平尾翼の平面形等も違うようです。
しかし、これらは模型としてチャレンジすれば良いことでしょう。
問題はブレンデッド・ウイングボディの主翼付け根付近の厚みでしょう。
これはいかんともしがたいが、ここを直すとなるともう模型どころか
ソリッドモデルにチャレンジとなるでしょう。
でも全体のシルエットはB-1を余すことなく表現しているし、
エレガントな怖さも出ている上等プラモデルでしょう。
最近発売された1/144はどうなんでしょう、、、。
キットは機首キャノピー前に意味不明の出っ張りがありましたが削りました。
なにしろ作り始めたのが10年前で、
こんなことになるとは思ってもみませんでしたので画像がありません。
なんでも保存しておくものだと最近思います。
ピトー管は真鍮とアルミ管で6個作りました。
うるさくなるかなと思いましたが、大丈夫のようです。
「プラモデル」とお別れしたのはそこではなくて、翼の前縁後縁を薄くしたことからでした。
切れない包丁くらいに薄くして感じが出たので、それにつれてあちこちと、いじりだしたのでした。
アンテナ(アルミ板)と前脚のライトにレンズ(溶かしランナー)を嵌めた位ですが、
まあ模型になってしまっているでしょう。
プラモデルはそのまま作ってプラモデルでしょう。
そんなこと言ったらつなぎ目消したのもまずかったかなぁ、といったところです。
ガンダムのキットを作ると、いや組み立てると驚愕します。
パチパチとあらゆる所が組みあがり、終いには関節までが動く状態でランナーにシガッテイル!!。
色も各色ついているしホントにスゴイ!あとはプラスティックの質感(いうなぁー)だけだな、
と思わせます。
塗装済みにするとパーティングラインがなぁと言うでしょう、、、。
塗装済みは未だ作れる人には百害ですが、パチパチやりたい人には上等でしょう。
カーモデルの完成品はほんとステキ。
というのもオモチャっぽいところがあっても車の場合案外良しとするというか、
良かったりするものです。
そんなプラモデルもタミヤのビートルになるともう上等模型のプラモデルだもんなぁ、、、。
プラモデルってなんでしょう。
つづく
Posted by ネコとウソ at 21:17│Comments(0)
│プラモデル
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