2016年02月11日
Ma.k S.A.F.S
S.A.F.S
Super Armored Fighting Suit
NITTO 1/20
16年前にサフェーサー状態で私のトレンドから、
外れてしまっていたが、このたび復活!
ホルニッセを勝手に油彩にしたので「S.A.F.S」は
ちゃんとテキスト塗りにしたいと思います。
テキストはもちろんモデルグラフィックスの2001年3月号の
「ヨ式塗装法指南」です。
基本テクニックは腐らない、、、、。
それではさっそく、、、、、
以下はMG誌の記事を読みながらの作業を書いています。
なお、雑誌の記事ではファイアーボールを使っています。
私が理解した「ヨ式塗装」を書いていますので、
雑誌そのままということではありません、よろしくです!
1. サフェーサーのあと、
グンゼラッカー69番グランプリホワイトに4番黄色を
1%まぜてベース色を塗る、、、、。
1%ってどのくらいといえば爪楊枝の先くらいでしょうか。
塗料は緩く溶いて、サラサラ筆を返さないで躊躇なく塗る。
塗料の濃さが適切であれば、2〜3回で綺麗に塗れます。
シンナーが揮発して、また、セルフレベリングで平になります。
2. ついで関節やアーマーの裏などに33番と21番を1:1で混ぜ、
塗るが、少しはみ出しても気にしないで進める。
白に黒がはみ出しているんですぜっ!と思っても問題ないです。
そりゃまぁ、対角線上に大きくはみ出したラインならわかりませんが、
このハミ出しが、あるいは塗りのムラが揺らぎとなって
ボディに表情を作ります。
これをコントロールしながら塗れるようになれば、
絵画が理解できたことになり、
表現とは何かがわかるようになるでしょう。
Ma.kといえば「使用感」という事が言われますが、
横山氏は描くことによるタッチがそのテクスチュアによって
表現となっている作品を作っていると思います。
その結果として、その表現を「使用感」として
受け取っているのかもしれません、、、。
ですからハミ出して良いといっても、
その表現に関わるそれであり、
ムラを階調としてコントロールすることに
楽しみを見出すというのが水彩画の心ともいえます。
ならば、Ma.kを5個作る前に
絵心に素養があれば良いかということについては、
イエスと応えたい、
えっ、絵画教室にGOってか!
ウゲッ、はみ出しました、、、、。
3. 26番に331番を2:1で混ぜ、迷彩を施す、これも躊躇しないで、
サラサラを鼻歌交じりに塗ります。
気張って塗ると硬くなり、筆塗りの伸びやかさが失われます。
ここを楽しく過ごせれば横山ワールドというか、
ようこそ絵画の世界へご招待です!
迷彩パターンを飲み込んでなかったので、筆がビビりました、、、、。
4. 荒い感じの迷彩をエアブラシ塗装で滑らかにしますが、
やり過ぎるとこれまた筆塗りの良さが失われ、
最初からエアブラシでやれば良かったかとなってしまいます。
テキストにありますが
「筆ムラだったものが芯に変わっているのがわかるな、、、」
(モデルグラフィックス2001年3月号Ma.k.World@2001より)
とあります。
筆ムラを消すのではなく、ソフトフォーカスをかけるです。
ブラシを使わない場合は基本の、先に作った白をシァビシャビにして、
境目を撫でると良いかも、、、、。
エアブラシでけっこうごまかせます、、、何が、、。
5. デカールを貼ります。Aの文字はないので筆で書きます。
16年経ってもしっかり水に付けて待てば使えました!
6. 墨入れしますが同じラッカーで入れ泣かせたりします。
泣かせると「失敗」といって大騒ぎするのも悪くありませんが、
さらに、それを指で擦ったらサフェーサーまでズリンコになった人は、
悪夢だと思っても良いかもしれません。
でも、乾くまで待てる心があれば「アラひび割れ表現かしら?」と、
うそぶけるようになれます。これをして精進といいませんでしょうか。
7. 金属部分などを43番と21番の1:1でやっつけます。
やっつけるとは、払う感じでサラサラ塗り、
ピッチリ塗らないということです。
「ヨ式、、、」とは塗装ではなく、描画塗りですので、
つねに筆はサラサラと動きます。
8. 「シャドーを吹くのではなく陰を書き込むのだ」
(モデルグラフィックス2001年3月号Ma.k.World@2001より)
とありますので、
これもどこにピッチリではなく、陰が出来そうなところや、
空気感を演出したいところに、色を挿します。
ハンブロールの144番なんて持って無いので、
マゼンタとブルーで藤紫を作り塗ります。
Aの表記は、下手なムラや曲線でパーと思われないために描く。
そうすればムラなどは背景となって華を添える、、、。
以上うまくいけばヨ式塗装でのMa.kが
出来上がる事になっています!
ヨ式塗装とは絵画塗りであり、その極意は、
薄めた塗料で「調子」をみながら描いていく、
ということにあります。調子とは階調です。
塗装とは一般的に均一に塗ることをいうかと思います。
プラモの初期塗装は文字通り
いかに均一に綺麗に塗るかにかかっていました。
それゆえ缶スプレーなどの登場を見たのです。
それをさらにデリケートにしたのがエアブラシです。
エアブラシの最大の特徴は、
グラデーションが簡単に出せるということでしょう。
でっ、
筆塗りは確かに楽しいが(泥遊び!)簡単かといえば、
簡単ではないと答えておきたい、、、、。
近年プラモデルは美術工芸の域に達しており、
「プラモデルなんか作っているとバカになる」
という時代ではないようです、、、。
勢い付いて「FLIEGE」いってみましょうか!
「FLIEGE」は白モノ家電塗装でいきましょう!
何でしょう?
乞う ご 期 待 !
なにかしら、、、、
Posted by ネコとウソ at 20:40│Comments(0)
│プラモデル
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