2008年10月11日
modelcars №149 R-381 その2

modelcars №149 ネコパブリッシング
modelcars №149
「古典キット倶楽部」
平野克己
NISSAN R-381
エーダイ 1/20
ネコパブリッシング
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ヘルプ フィニッシャー「こねねこ」
以下は「こねねこ」による作例製作過程です。
平野克己氏またネコパブリッシングの許可を
得ています。どなた様も無断転載等できません。
よろしくお願いします。
出来そうな決め手はフロントガラスを基準に
ピラーを建てることが出来ると分かったからですが、
その細いピラーをどうつなぐというのが問題で、
面倒だが後の事も考えて象嵌接続?する事にした。
フロントガラスに応力を持たせつつピラーを造形した。
また、
塗装を考慮してフロントカウルと一体にかたどられている
「ダッシュボード上面」を切り離して後付けする事にした。

modelcars №149 ネコパブリッシング
峠は見えず、ドアはズレまくり、
おまけにガルウイングで開くんですよぉ~とぬかす、
失礼、おっしゃる、、、。
隙間や捻じれを現物合わせで作業する。
この現物合わせというのが出来ない人は
この手の作業には向いてないかもしれない、、、。
恋人とのネジレなども論理的解決より身体的初動により
円満に解決するということがあります。
しかし「なにすんのょぉ」と平手を食ったり
「ばかじゃない!」などと立ち直れない状況にも
発展する事が多々あるので、
おもむろに(自分としては)キスなどを考えてはいけない。
とりあえず何かを食べるというのが
よろしいかもしれません、、、、。
何だっけ、、、
そう、こんな話をしている場合ではなく
リアカウルの移植手術という
「もう、やめましょうよぉ~」という作業がある。

modelcars №149 ネコパブリッシング
これぞフランケンであるが、
もとよりこのような面倒になったのは
可動ということである。
ドアが開いたりカウルが開いてエンジン見える
ということでなければドンドン接着による固定で
変形はどうにかなるのであるが、
なにしろ発売状態のモデルを
再現しなければならないのである。
手に入ったキットは変形著しく、
ジャンクの奇しくも変形していないパーツとの
組み合わせで開閉可動に至ろうというのである。
キットパーツはカウルが開いた変形で
シャーシーとうまくつながらない。
ジャンクはその変形は無いが
なんとウインドウ周りが
何かに改造したくて切り取られた物で無い。
よって、キットパーツのウインドウ周りを切り取り、
ジャンクパーツを整形して移植する事にしたわけである。
そのつなぎ方であるが、
裏打ちすればカウルを開いた時にバレちゃうので、
開いた時も継ぎ目などが出ないように
という事でこのような方法となった。
これなら多少横方向から力が加わっても割れないし、
割れても途中で止まるでしょうしリカバリもしやすい。
modelcars №149 ネコパブリッシング

modelcars №149 ネコパブリッシング
切った貼った埋めた繋いだが見てとれるでしょうか。
むしろ、この状態が模型的に面白い気もする。
もっもとその考えは近年のそれであって、
職人的(大袈裟)には見せてはならない
秘密や技であるかもしれない、なんて。
とまあ、これでボディの形成が終わり、
プラモデル的スタートに立てた事になる。

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リアカウル開閉機構も上手く行き、
撮影中にパカッと開いてしまわぬよう
簡単なロックも追加した。
ガルウイングドアのチリや開閉ロックも
そのままに出来しあわせ、、、。

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いよいよ塗装に入る、、、、。
つづく
Posted by ネコとウソ at 21:28│Comments(0)
│プラモデル
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