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2008年07月01日

CH-53E その3

CH-53E その3

完成その1
このイタレリのキットは
イタレリのヒョーゲンが行き届いたもので、
イタレリの都合なども合わせて良いキットでした。
しかし長谷川のアパッチ1/48のキットを見ると
私はどうしてしまったんだろう、
と思うのも確かです。
しかし今のところこれしかありませんし、
この通りCH-53Eになった訳ですし、、、。
メッシュ部分を開口してみようか等と思って始めたが、
止まるところを忘れて半年も関わってしまいました
99回257時間かかりました。
毎日夜な夜な4時間づつだと2ヶ月程ですから、
たいした事ないですか、、、。
予定通り「飛行姿勢とローターの回転表現塗装」が
うまく行ったのでうれしい。
惜しいのは、
やはりキットの前後エンジンポッドの絞り込みが
弱いのが残念だ。
これまで改造するとスクラッチになるので、
ほどほどで止めたが出来てみると
そこだけがやはり惜しい、、、。
それでも20項目及ぶ改修、追加等を施した、
以下列挙する。
1、メッシュ部分開口メッシュ化 
2、1に伴う天井張り 
3、テールローターギヤボックス
4、テールローター基部パーツスクラッチ 
5、テールゲートストッパー 
6、放熱口内壁
7、左側窓の大型化
8、エンジン排気ノズルスクラッチ、
  リップ、フィルター延長、空気取り入れ口改修、
  ステー追加
9、パイロット追加 
10、パイロン取り付け位置変更と
   ドロップタンクのフィンアルミ化、
   パイロンランプのクリアー化 
11、メインローター基部ディテールアップ 
12、ダウンライト4か所ライトレンズ化 
13、キャビン吸入口メッシュ化 
14、給油ブーム配線

15、尾灯
16、ウインチパーツ反転取り付けと
   フックのディテール追加 
17、オレオ伸縮 
18、センサーベース 
19、胴体背部アンテナ 
20、ワイパー追加  
   等、、、以上。
 各部を見ていきましょうか。

CH-53E その3

まず機首から、目に入るのは空中給油ブームです。
キットのパーツはブームだけです。
寂しいのでフィンをアルミ板で、
パイプとコード類を真鍮線と糸で作り、
鈴箔で留めてあります。
コードは実機の弛みを出してあります。
前脚カバーはキットの状態では厚すぎますので
全周を出来るだけ薄く削りました。
ワイパーは真鍮線とプラ板です。
オーバースケールになりやすいところなので
注意しました。
機首前面中央にアール型のフック?
もポイントになります。
またその下の、ちょっと大変ですが、
空気吸入口も開口してメッシュを貼りました。
キャビン上部にもプチット真鍮線で
突起(アンテナ?)があります。


CH-53E その3

機首から斜めにずれますと
フックとエンジンフィルターステー等が見えます。
ステーをアルミパイプと真鍮線、
フック等をプラ板と真鍮線叩きで作りました。
なお基部のステーパーツは組み立て説明書とは
逆に取り付けると実機通りになります。
その間にエンジンステーを通します。
ついでにフックは配線(後方)もしてあります。
エンジンフィルター前縁(3基とも)は
厚みを増して成形してあります。
バイパスパイプは延長です。キャビン上部エンジン室?
先端の空気取り入れ口も開口です。

CH-53E その3

下面です。伸びた前脚とダウンライトが見えます。
足は実機よりも長めに伸ばして
その雰囲気をだしてあります。
ライトは後方はクリアー化、
前方は新設してレンズを入れました。
機番23は1994年の9月に普天間で観た機体です。
キットには22番のデカールが入っていましたが、
ロービジ塗装はなんといってもヤレと一体感ですので
手書きしました。
文字をグレー2色とオーバースプレーで
明度調整してあります。
続けてその細部です、、、

CH-53E その3

パイロットが風情ありげに見えます、
やはり頭部に角度をつけたのが良かったようです。
このようにちょっとした動きで
シチュエーションを与える事が出来ます。

CH-53E その3

ことの始まりであるテール部分です。
ここをメッシュにしたのが始まり
で延々とディテールアップに連鎖していきました。

CH-53E その3

メッシュ越しにテールギアボックスが
うかがえるでしょうか、、、。
作っている内に発見してしまいまして、
パイロンとドロップタンクを後方に移動してあります。
ゲートドア横のセンサーは機体から浮かせてあります。
今回は改造修正のメインであった

CH-53E その3

エンジンポッドと排気ノズル等です。
排気ノズルですがキットでもそれらしく
表現されてはいるのですが、
いかんせんポッドから生えて無い。
そこでタミヤの透明パイプを使いスクラッチした。
問題は外側にカーブして排気される形状のため、
そのままのパイプではだめで何個かに切り分けて
溶接(!)し、つなぎの角を均して成形し作りました。
厚みはリューターで出来るだけ薄く削り出してあります。
画像ではほとんど分からないと思いますが、、、、。
ポッドですがキットは前後端の絞り込みが足りません。
前を少し削り、後端はダックテール強調で逃げましたが、
実機の後ろ側の絞り込みはセクシーな程
エモーショナルな趣があるので残念です。
合理的で無骨な胴体に二匹の生き物が
寄り添っているようにも見えるエンジンポッドです。
第3エンジン排気ノズルは取り付け角度が
曖昧で難儀しますが資料等をじっくり観て合せました、
此処こそがタイプEのあかしですのでしっかり作りたい。
メインローターです。
実はここを少しいじるだけでこのキットは
すばらしく良くなります。
すべての改造や修正をやめてもここだけでリアリティを
獲得することが出来るほどです。
プラモデルを楽しみたい人は、
メッシュ張を手伝わせて離婚問題、
パイロットの人選で離婚問題を
回避すべくここだけにしましょう。
えー、ローター基部の高さを詰めるだけで良いのです。
簡単です取り付けシャフトの基部パーツを
2ミリ詰めるだけです。
あまりに簡単なので余裕の出た人は
ローターと一番上のお皿との間を詰めます。
これもそう難しい事ではないと思います。
以上で締まりが出てオモチャぽさが
とれたのではないでしょうか。
テールローターのアップです。
金属塗料の加減ですばらしくいい感じが
出ていると思います、
いかがでしょうか、もちろんそのメカメカ
ディテールが寄与しているのも確かです。
最近のカメラ技術とパソコンのおかげで
模型の、小さくて微細な撮影がずいぶん楽に、
また簡単になりました。
以前はマクロレンズを使っても中々こうはいかず、
またコストも相当なものでした。
ほんとにすばらしいのですが、
がしかしまだ眼にはかないません、
まあ相当な機材と人が撮ればかなり迫れるとは
思いますが、どうしても越えられないテクスチャーの
問題がある限り、写真は写真でしょう。
作りはともかくも
(作りについてはアラがシッカリ映し出されて
今やフニッシャー泣かせです、
だってあっさり拡大するんだもの、、、)
実物の繊細な塗装は画素の問題以上に、
目で見たときのふくよかさにかないません、、、、。
このCH-53Eは画像、約200万画素程で
撮影してありますが、実物の繊細な塗装の三分の一、
というよりやはりそのニュアンスは映し出されていません。
実は表現においてはこれがとても大きいのです。

CH-53E その3

排気汚れ
実機の人は機体の汚れなんて嫌に決まっているし、
命とられるかもしれないものに風情もないものでしょう。
模型の人はヒョーゲンですから風情でもって
嬉々として殺戮感を醸し出すのでしょうか、、、、。
ともかくも、排気汚れを描画しました。
CH-53Eの場合スカイレーダー程では無いにしても
相当な排気汚れが見られます、
ってんで一発目はこれぞ表現で
これで出来上がりにしないと何を見せる
と言うほどに描いてしまったので、やり直して、
やや穏やかな排気汚れを採用しました。
それからスポンソンやパイロン、タンクにも汚れは付きます。
でもなぜか機体下面は退色だけでほとんど手つかず、、、、。
タイヤに関してはグレー2色ですがあまり分かりません、
後でオイルカラーで描きますか。
表  現
何を表現したかったか、、、。
作り始めは前述の通りアミでしたが、
やはり私の表現はヌリであろうと思いまして
「飛行状態のローター」表現をやることにしたのでした。
まずメインローターを端に行くにつれて
薄くなるようウント削ります。
先の方は折れそうになるくらいに薄くし、
手ビネリで捩り下げを付けます。
さらに基部へはピッチ角が付けられるようにします、
取り付けはそれぞれのローターが
暴れている感じで基部へ付けます。

CH-53E その3

そしたら塗装です。
付け根部分を金属塗料で塗り、
端へフラットダークグレーで伸ばします。
それから前縁と後縁の対角線に沿って
ライトグレーを筋状に吹きます。
その時水平近くで見たときに
端に行くにつれて明度が上がって
ボケていくように見せます。
それから裏側は基本塗りの後、
端に行くにつれて濃いブルーを吹いていあります。
画像で見てわかりやすくするため強く吹いてありますが、
実視の場合は抑えてもいいでしょう。
でっ、どうなるかというと画像のように、
上面は白々と端がボケるので軽快感があり、
そのズジ塗りも手伝って7翔のローターとが
あいまって回転しているように見える。
「未来派の犬」のような感じが出てるでしょがぁ~って、
みえるでしょ。みえています。
未来派よりも空間的だと思うがどうでしょか。

CH-53E その3

裏はバウンス光を無理強いしたものです。
そうです無理強いです。
次回には水色を塗って、光源無しでもいけるようにしよう
とおもいます。
つまりは空間へ溶け込むような表現塗装に
なっているのではないでしょうかと言う事でした。
つまるところ機体もそのようになっているはずです。

            了



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Posted by ネコとウソ at 16:02│Comments(2)プラモデル
この記事へのコメント
初めまして。
すばらしい出来ですね!特にメインローターの塗装がすごいです!
私も現在もこのキットを購入予定でして、パイロットを乗せたいと考えているのですが、付属しているんですか?
また、付属してなかった場合、この作品に使用されているパイロットはどこで入手しましたか?
質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
Posted by masa at 2008年08月27日 17:53
 ウロ覚えですが、パイロットはフジミかハセガワのAH-1か

らだったと思います。なにしろ手首を4個もハセガワの人形キ

ットから持ってきましたので、また、首を削り出したりポーズを

付けたりと、もともこもないほどではありませんが、そのような

状態ですので、もっと使いやすいものを探したほうがよろしい

かと、私は身近にあったからこれらを使いましたが、新たに探

すならヘリ用のをどこかから持ってきたほうが簡単かつステキ

だと思います。どうも、あまりお役に立てなくて、、、、。コメント

ありがとうございました。
Posted by こねねこ at 2008年08月27日 20:56
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