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2008年06月30日

CH-53E その2

CH-53E その2
キットパーツ

そろそろ改造に行くか、、、。
今日4時間もかけて何をしたかというとエアインテークの
内側が貧弱なのでこれに厚みを持たせた。
それからインテークエアーフィルターの
バイパスダクトが短いのでこれも延長した。
明日の作業を考えエンジンポッドのパーツを貼り合わせておいた。
本来ここを作りかえるためだけのはずだったのが、
網を貼り替えたばかりにあれもこれもとなり、
この先もこれもあれもと増えていきそうだ。
エンジンポッドに付く、
内蔵しているエンジンノズルの形状が著しくいただけないので、
いや、キットの状態でもこうであると
いわれればそうであると言えなくもないのだが、
ここはやはりポッドの内側から生え出てきている
という感じでないといけない。
その考えはそれはそれで良いのだが、
ポッドの後端がダックテールになってもいるというのを
表現したいというのはいかがなものだろうか、
いやまて、ここまできてこれに拘らないは
森を見て木を見ずではないか。
そうですかそうですか声が聞こえますか、
いったん聞こえた声を聞こえなかったというのは
まずいでしょう。

CH-53E その2
キット改造版

して排気ノズルに使える外径8ミリ内径7.5ミリという
プラパイプはあるのだろうか、
と思っているとそのプラパイプのあると思われる
「トップラン」さんが店じまいというではないか。
順風満帆に思えた老舗が店じまいとは、
理由は知らないが残念である。
いったい老衰分まで買いためたキットの工作サポートは
どうなってしまうのだろうか。
いやひとり「トップラン」さんの事ではなく、
ここ沖縄でのプラモ作りはどうなるのでしょうかということです。
しかし雑誌を見れば新製品やら再販から、
微細な関連商品まで百花繚乱であり
ここへ来て衰退の機運も無いものだが
そうなのだというからそうなのだろう。
確かに作る人より買う人の方が増えているようだし、
ウンチクはすれど完成作品見たこと無し
という感じもするし、買ったんだから作りそうなものだけど
「上手になってから、、」という哲学もあるようだから、
でもランナー観ただけでアーデモコーデモと満足できるのも
今世紀的ではないでしょうか。
模型サークルで「プラモは我々の世代でお終い!」
と言ったらヒンシュクかったがどうなんだろう。
そういえば子供たちに作り方などを教えたい
とかなんとか決めていたみたいだが、
教えるほどのものなのかとも思うし、
教えて貰っていたらもっと上手に作れるように
なったかもしれない、などとは全然思わないが、
というのもプラモデルをはじめ、
作る材料の環境は物凄く良くなったのに作る人が
少なくなっているというのと
話が合わないじゃないのと思うのですが
どうなんでしょう。
時代は物作りに無くプロデュースと
消費に明け暮れているという訳だから、、、。
それよりは子供たちの最下位の学力を向上させるために
「ジィ(字)だけの本を買ってあげる。」
というのがいいんじゃないかと思うがどうでしょう。
また
「戦争が無くなったら架空のガンダムも無くなるのでしょうか?」
という問いを30代の方にお尋ねしたい
アンケート等を展示会でやってみてはいかがでしょうか。
「戦争は無くならないが、ガンダムは無くなるかもしれない」
        という答え以外のを聞きたい。
ひがな模型作りに勤しむ、、、。
物作りというのはすべからく難しいものなのだが、
なぜか人はお手軽に出来ないものかと問う、、、。
カルチャセンターかなんかの案内で
「星の数はお手軽度を表しています」とあり
絵画教室はお手軽となっていた。
お手軽なら通ってみようかしら、、、と思った。
開口して網を張ったので内部が見えるようになり、
テールローターのドライブシャフトを
再現しなければならなくなった。


CH-53E その2

シュミレーションすべく軽くデッサンした図を参考に、
プラ棒とランナーの丸い物で作れることがわかり、
自作することにした。
まあ、もちろんCH-53Eの
テールロータードライブシャフトが
売っているわけではないが、、、。
 テストが本番になる私のスクラッチだが、
今回ダメを作ってしまい、テストショツト失敗となった、
たいがいやっつけで上手く行くのに珍しい
と穿っていても仕方がないのでちゃんと作る事にした。
といってもテキトーだったりしますが、
でもテキトーだからいい加減とか、
突っ込まないでねという事ではありませんで
テキトーでもそのように見えるというのが
大切という事です。
見えなくなるからという訳でもありません。
だいいち見えなくなるからテキトウ
というのでは模型作りそのものの存在が危うくなります。
いえ、工作精度やリアリティということではなく、
何故作っているかという事が問われてくるから、、、。
だって頼んでもないのに作る訳ですから、、、。
それでも「テキトーに作る」というのもある訳ですが、、、。
網越しに見えるドライブシャフトを見ながら
「フフフッ、、、」と漏れてくる笑みに、
仕事中の彼女を呼んできてまで見せるものかねッ、、、。
でもこれが(笑みの理由)何故CH-53Eの
ドライブシャフトでなければならないのかは
よく分からないのだが、、、、。
大好きなカーモデルはほとんど改造などしないで楽しむし、
ガンダムのときなんかブロック削りだしで
パーツこさえるのだが、
それをするならシトロエンDS21を
スクラッチした方がとても素晴らしいと思うのだが、、、
いったいそのエネルギーはどういう
種類のものなのだろうか。
そういえばフルスクラッチというのは
やったことがないなぁ、ああそうであった、
それをやるなら絵を描いた方が良い(楽しい)からだ。
でも一度作ってみようかしら、、、って、
だからプラモデルではなかったのかよッ!
そうであった、フルスクラッチは絵でやっているから、
プラモデルはいわば手慰み、
いや、お手軽という事ではなくて、
その言わばチープさの表現が楽しくも
素敵に美しかったのではないか。
作っている内にそのアカデミズムに
ハマってしまってきただけではないのか、、、。
そうでもないか。
プラモデル自体が私の琴線に触れた、
それはそうだ、
何故を聞いている。
好きだから、
だから琴線に触れたわけで、
その理由。
時代と私のシンクロだ、
って小学4年生で分かったってか、
わからないがそうに違いない。
それから半世紀ほどになる。
時代もその通りになっているし、、、。
つまり疑似空間に染まりっぱなし、、、。
おもちゃの世界から帰ってこれなくなってしまっている、
いや世界がおもちゃの世界になっている、
モダニズム。
考えた通りに、思った通りに世界が形作られる、、、。
未だその方向で進んでいる、きっと、、、。
科学が私達にそう思わせた、新しい宗教だった、、、だった。
最新の科学は錬金術となり始めているか、、、
科学は発達するのか、変態するのか。
改心する気はなさそうだし、、、。
木は切り倒したし、海は埋めてしまった、
科学的に、、、か。、、、少し逸れた。
そうだ!プラモデルは世界そのものだったし、
だから手を加える必要がなかったのだ、
表現なんてペテンだと思ったのだった。
イリュージョン(錯覚転じてペテン)である必要なんか無い、
何も考えず組みあがっていくことの清々しさ、
もちろん世界の色も決まっていて、
その通りに塗ればそれが世界だ。
今思うとアレだな、
神経症のパーフェクトワールドと言えなくもないな、
つまり決まりきった作業や生活を進めれば快適な暮らし、、、。
清 々 し や プ ラ モ デ ル 

CH-53E その2
パイロット追加

沖国大図書館に「CH-53D墜落事故資料」の
展示コーナーが出来たという。
ちなみに肝心のCH-53Dの模型はあるのだろうか、、、
RBCが寄贈などしないだろうか。
コンクリートの瓦礫や写真だけより
全体像がつかめると思うのだが。
でも模型のようにはっきり形がある
とそれ自体が兵器ということで
毛嫌いする向きもあるからどうなんだろう、、、。
それを見た位でその気になるんだったら、
その程度と言う事であって
平和と言う抽象概念を実体として
構築するなど夢のまた夢、、、
やはり突き付けるべきでは、、、
でもどうなんだろう、
平和への希望もまた
「希望は個人の問題で
『ある方向に社会を向かわせるために論じるのはウソだ』と
思いきって言ってしまいたいとも思う」
としながらも「社会全体としての希望を論じないと、
ウソをいう人達が出てくる危険がある。
(沖縄タイムス)」と東大の宇野准教授が言う。
飛行状態にすべくハタと気づけば
パイロットがキットに入って無い。
と言う訳で別キットから二名持ってくる。
手がミトンのうえにグーなので、
1/72人形キットから手だけ4っ拾い二名に合体、
それぞれ操縦桿やレバーなどを握らせる。
型の都合で首がほとんどないので彫り出す、
ひときわリアリティが増すか、、、。
絵描き塗りして仕上げ、シートに接着。
絵描き塗りとは横山宏や最近の筆塗りを思い浮かべたい、
つまりムラ塗りで「視覚混合」での塗装表現である。
これによってナチュラルな仕上がりとなる。
コックピットの出来上がりだが、
どうやって機体塗装のマスキングをしたものか、、、。
 
CH-53E その2

メインローター、テールローター基部のディテールアップ
ディテールを作っていると、
彼女が「そうすると飛ぶのかい?」と聞いてきた。
いや飛ばない、、、飛ばないけれど
何かしらの期待を抱かせる要因として
アナタに働きかけるものがあるのではないかと思って、
と答えた。
「グーグルアース」を思い出す。
地球状態でステキと思えば良いものを、
さらに接近して建物が確認でき、
自動車の形状までせまる。その先は糢糊、、、。
大きさが限られているゆえ(実物大というのがあるか、、、)
ディテールアップにも限界がある。
どこまでも解像度を上げていくという考えは
結局成就されずに、米粒に富士山の修行があるのみだ、、、
ああ、それが好きだというのですか。
前提として無理である以上表現に賭けるしかないか。
さてその画像であるが、
いささか模式的になったきらいはあるが、
機能が感じられるところに良しとしょうか。
メインローター基部はローターと上のふたの間を1ミリ程つめ、
ピッチロッドと配線を真鍮線で置換、追加。
テールローター基部はキットのパーツは四足ゴトクだったので、
ピッチコントロールと風圧調整の機構を
プラ板と真鍮線で再現した。
かかる繊細化によってメカメカしている感じが
良いという事ではないかと彼女はいうので、
ヒョーゲンつまり嘘と言われればそれまでだが
どのみち世界は虚構と言っておこう。
暴 行 事 件
CH-53Eは完全装備の海兵隊員を55名収容できるという。
私達が海兵隊員を想像するのは難しい、
毎日のように見る事が出来ても難しい、
なぜなら我々は人殺しの訓練を受けていないからである。
昨日までは問題のない良い人だったという、、、
いざとなったらどうなるというのだ。
内在する自らの暴力に苦慮している人と、
いざとなったら正義のために人殺しも辞さないという人と、
暴力を行使するのにいささかの躊躇のない人達がいる、、、。
もしかしたら戦争は人類が発明した最大のものかもしれない。
動物で在って動物でない人間が考えた合法的暴力、、、戦争。
        「希望は戦争」
今の平和が続けばその利権は変わらない。
ドンデン返るには戦争が手っ取り早い、、、だろうか。
ドンデン返しの繰り返し、、、。
戦争、しかしその赤裸々な暴力を咎め切れないのはどうした訳か。
やはりあなたは死なないからか、
何故私は殺されると思いあなたは殺されないと思うのか、
それとも殺されることに躊躇がないのか。
冷房の効いた部屋で観る「フルメタルジャケット」は
やはり映画で終わるのか。
組み立ては佳境に入ったものの、
いやディテールアップという非リアリティへの遁走が
作業を遅らせている。
一般に技術、デティールの集積はリアリティへの
道と思われているが、
表現(リアリティ)からの回避行動にほかならない。
作り続ければ報われると言う
ロマンティシズムは永遠に成就しない事によって報われる。
常に「あそこの詰めが甘かった」
と言い続ける事によって、、、。
表現とはその世界観で在って、ディテールではない。
世界を変えずにディテールを追い求めて行くことは
そこに立ち止まる事である。
枠組みなくてディテールはあり得ないのだから、、、。
やおら増殖するディテールというのがあるだろうか、、、。
いや、それとて世界観の崩壊でしかあるまい、、、、
包括されない世界?、、、。
攻めてきたらどうする?
その秘策はあなたの中にある、
いやあなたの中にしかない。
 
CH-53E その2

塗 装
飛行姿勢のため足も伸ばす事にしたのでオレオをいじる。
伸縮部分をアルミに変えたので金属感がいいかも、、、。
そう言えばまだ飛行姿勢のその飾り台のめどが立っていない、、、。
ともかくもキャビンを閉じたので塗装することに。
キャビンのマスキングに手こずるも塗装に入ればこっちのもの、
ルンルンバシバシ塗装する。

CH-53E その2

といっても今日はサフェーサー止まり、
イギリス人に相談したら「急ぐ必要はないでしょ」
と言われそうなのでここまでにする。
明日はロービジ塗装に入る、
がデカールがロービジになっていない、
どうしましょう、、、。
先だってマラソンがあった。
沿道の応援が「がんばれ!」と連呼していた。
頑張っている人にガンバレもないものだと常々思うがどうだろう。
そう言えばあの震災の時もこの国の人達は
家を失ってローンだけが残った人たちに「がんばれ!」
と言っていた気がする、、、。
バブルに浮かれの債務はチャラになるのに
困っている国民にはガンバレというのか、、、、。
マラソンを応援する時は
「カッコイイ!」とか「ステキィ!」
とか言うようにしたらどうだろう。
そう言えばこの間1.560億円のB-2が墜落しましたね、、、。
1.400億円程のイージス艦は
漁船を沈めてしまいましたが、どうするのでしょう、、。

CH-53E その2

マスキングは、はがす時がとても楽しいのですが、
今回もしキャビンに塗料が漏れていたらどうしょうと
今から対策を考えています、杞憂に終わるように、、、。




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Posted by ネコとウソ at 19:00│Comments(0)プラモデル
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