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2008年06月26日

CH-53E FUTENMA

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 CH-53E Super Stallion

     FUTENMA

   1/72 ITALERI

 (この話は、リアルタイムではありません)

 軍事基地に安全も危険も無いものですが、
普天間に常駐しているCH-53Eを作る事にしました。
沖国大に落ちたのはCH-53Dです。
 CH-53Dは11年前に作りました。
イタレリのHH-53Cをロービジにして、
マーキング等を塗装して53Dとしたものです。
増槽タンクの形状が落ちたそれとは違うようですが、
全体には同じだと思います。
53Eのキットに付いている全体に太い増槽がそれのようです。
 今回は少し手を入れてみたいと思います。
プラモはそのまま作るのが良いという話どうなったか
という話ではありませんで、
ここでは模型的検証をしてみようというものです。
 どうもエンジン排気ノズルの形状がいただけない、
ここはカットして作り直す事にしましよう。
それから20ヶ所程のメッシュ部分は
やはり開口してメッシュを貼る事にします。
左最前部のサイドウインドウはパネルごと外した
状態にしたいと思います。
増槽のフィンも取り換えて、アンテナはどうしましようか、
これらは作りながら考えましょうか。
作っている内に何か飛び出すかもしれないし、、、。
でも、勘違いしてはいけないのは
このキットあっての工作であって
キットが素材という訳ではありません。
キャビンのクリアーパーツひとつとっても、
ありがたきはプラモデルです。
とてもスクラッチする気にはなれませんし、
おそらく出来ないでしょう。
いや、出来るかもしれませんが、
その労力と叡智は彼女とのデートに使いましょう。
 製作時間は110時間ほどを予定しています。
4時間づつ頑張って、ひと月程ですが、
そうはいかないと思います。
何かやり始めると些事も増えるというのが世の中ですから、、、。
 プラモデルを作っていて何が楽しいかと言えば、
多分この、削っている事がそれではないかと思います。
でっ、完成すると意外にも満足を覚えるのでもなく、
いや上手く作れなかったというようなことではなくて、
決定的な部分をプラモデルに委ねているからではないかと思う。
つまり意思寄りかかりの分だけ身体化しないとでもいうか、
しかし、それならスクラッチすれば良いわけで、
いや、そうするとさらに満足できないこともあるわけで、
そんな宙ぶらりんのまま前へ進んでいくとどうなるのかというのが、
プラモデルの宿命としてあり、
それを生きているのが現代なのではないかと
プラモデルにみているかと思う。
もう何も作れないので手だけは動かしているというような、、、。



 CH-53Eは胴体のメッシュ部分開口です。
キリがないように思えた作業ももう少しで終了です。
と言っても胴体加工だけの話で、
これが済めば通常のバリ取りかと言えば、
これからが本格的な加工修正改造が始まります。
 キットのメッシュ部分のモールドは網模様にケガいた感じで、
それはそれで感じが出ているのだが、穴があいて無い、
透けて無いというのがドーシテも気になって
兎も角も穴を開けたくなるものです。
でっ、開口しましたが、
これによってより本物に近づいたと言う事では無いようで、
実機のその部分を見れば、
三次曲面の目の細かいパーツとして付いており
フッーの網ではなさそうなのだ。
 つまるところ概念的一致であってその縮小になってはいないのでした。
であるなら、網目のモールドだって概念的には、
むしろ形而上学的に一致しており、
表現的には知的豊かさを、
穴が開いて網が貼ってあるというだけでは
越えられない空間を有しているのではないかと思うのであった。
 昨今のエッチングによるディテールアップは
いっけん精密になったかのように見えるが、
その実、概念の上積によってリアリティの錯覚へと
高速に移動させているだけで、勘違いの山ではないでしょうか。
またはシンプルにいえば、そういう表現もあるという事で、
網モールドとどちらがお好きですかと言う
選択肢にすぎないのではないかと思える。リアリティからの遁走、、、。
 プラモデルをどんどん細かくし、
稠密化していけばいつかは本物になるというロマンティックな憧れは、
時にグロテスクな様相を帯びてくるものとなっていないか、、、。
 実は元よりプラモデルはヒョーゲンであって、
その表現の内にあってのリアリティなのであった。
 そうとなれば、そろそろ引き算の表現が出てきても良いのでは
ないでしょうか。と考えるのはこれまた、アカデミックな考えで
「プラモは作ってはいけない、考えてはいけない」
というところに本質があるのではないのか。
そうそう、そのまま作ろうよ、
どの道「世界はあなたの頭の中」にしかないのだから、
いくら外をいじくってもプラスティックの屑を
積み上げている事にしかならないでしょうに、、、。

 

  網 の 張 り 終 え

 いつ果てるともなく続いていた網張りがようやく終わった。
アシスタントが使えたので後半はスムーズに作業出来た。
一人でやっていたら今頃沖国大に落ちていた、というのは悪い冗談だが、
その悪い事が冗談でも何でもなく普通に起きたり、
行われているのがこのあたりの実情でもある。
 基地は無い方が現実的だが、
あった方が理想的と思っている人もいるようで、
多分攻められたらどうするというのが平易な理屈だと思うが、
逆にいえば攻めてみたいという事も言えるわけで、
攻めてどうするのかが分からない、
攻めてどうするつもりなのでしょう、
まさか言う事をきかせようというのでしょか。
爆弾ひとつ落とす事がどんなに大変なことであるか想像がつかない
から積んでみたいと思うのでしょうが、
新聞のイラクの遺体安置所の写真一枚ででもその匂いが
伝わって来ていたたまれないと思うのだが、、、
しかし人は因果なものか、
言ってる端から戦場へ50名余りも運べるヘリコプタのプラモを
シコシコと作っている私はきっと悪趣味という事になるのでしょうか、
その言葉があるくらいだから
悪趣味というのが存在するのは確かなようだ、、、。
 それとも、学術的な興味、科学的な認識があれば免罪符となるだろうか。
そうではあるまい、なにがしかの魅力が琴線に触れ突き動かすのだろう。
それはいったい何なのだろうか。
例えそれが何であろうと美しいものは美しいとは言いきれないと思う。
ほんとうにそれはアンビバレンツなのだろうか。
戦略爆撃機からまかれる爆弾は
本当に自分にも向かっていると想像できているのだろうか。
 ツインタワーの崩壊を見た今も我々は戦争を続け、
またこれからも続けようとしているし続いている。
新聞にこんなものが出ていた
「原爆の死傷者27万人を想定、国民保護計画、、、」
国民保護計画なのになぜ27万人も市民が
死傷しなければならないのか不思議な話である。
 ちょつと言い訳めくが、
プラモのACLMで遊んでも普通人は死なないが
(悪趣味ではあっても)選挙の、その一票が有効では無いと
結構思っている人がいるようだが案外人を殺す事も出来るものだと思う、
でなければオジサン達があれほど必死になって選挙をがんばる訳がない。
と投票しない若い人は思わないのだろうか。
クーデターよりも効果があるから為政者が右往左往必死になるわけで、
これを利用しない国民は不思議だと思う。
どっちに転ぶか分からないが20%追加で
世の中ドンデン返るというのに、、、
そういえば「ドンデン返らないよねぇ」というCMがあったな、、、。
 
   戦争が無くなったら兵器のプラモデルはどうなるのだろうか。

      その担保が無くなるから消滅するのでしょうか?
 


  網張りやり直し

 なにげにローター下部のパネルパーツを取り付けてみたらパンチラ、はあ。
開口して網を張った所からパネルパーツが覗いてるではないか。
イタレリさんとしては、お客様が開口などという事は
おやりにならないと思っていらっしゃったのですね、
という感じですが資料を見れば最後部の網のモールド、デカイじゃん、
間違い探しじゃないんだからさぁお願いしますよホントにぃ。
 仕方がないのでリカバリ。網を下の方から2ミリ程切除して、
上下を詰めるべく下側をプラ板で覆い、パテ処理して仕上げた、左右二ヶ所。
 今回楽しくゆっくり作るべく、インストラクション通に
作業を始めたのが間違いのもとでした。
改造するのだからインストラクション通りではうまくいかないか、
チェックしておくのが常識ではないのかい、そうでした。
 といいながら、全体をプロデュースして作業すると
楽しくないのよねぇどうしましょお、、、。
後、最大の山場「エンジン排気ノズルの作り替え」があるというのに、、、。
 網張りは上手くいったからよいのですが、チト大変でした。
21か所というのもさることながら、
ローター左側のメッシュ部分は5分割の上に小さい。
それぞれに網のサイズを変えたり、
キャビン側はエッチングメッシュにするなどして対処した。
効果のほどは中々で、フフフッと自ら声が漏れること請け合いですが、
本物になった訳ではありません。
 網張りのコツは、いかにして網を出来るだけツライチ
にするかにかかっています。開口しただけではパーツの厚みがあり、
そのままでは1ミリ程網が内側に入ってしまいます。
ですからその厚みにテーパーかけて削り、
網を馴染ませるようにして張るのです、三次曲面はアミ、
二次曲面はエッチングがよろしいです。
 
             彼女が言うには

     「兵器プラモが無くなれば、戦争も無くなるのでは!」
   
              「、、、、。」

 

  結局ディティールアップって何?

 全体を見ないとどこでどう繋がるか分からないので
全パーツバリ取りしながら観る事にしました。
これがまたバリ取りなかなか進まずで、
昨日も今日も明日もバリ取り、、、楽しいかも。
でもバリ取りが一番楽しいかもホント、
だって素敵なものが出来そうな気がするもの、
なんかこう世界が変わるような気がする時さえあるもの。
結果はいつもプラモデルが出来上がるだけで、
世界はそのままだし私も変わらないし、
空間も歪まず要求は技術へ吸収されたみたいだし、、、。
ああビジョンはスチロールとして実体化しているものの、
それはやはりプラモデルだし、分かっているが、
いやでもなんか引っかかりがあるのでまた作りはするが、、、。
 スポンソンに付く燃料空中噴霧器?は出口をピンバイスで開ける、
これこそディティールアップ。
空中給油棒は後でコードを取り付けてこれまたディティールアップしよう。
前脚カバーは彫りこんで薄々パネルでディティールアップ。
脚柱はあとで伸ばそう、ディティールアップ、というか状態変更。
テールローターのピッチロッドは作り変えてディティールアップしよう。
メインローターも切断してしまったので
ここもピッチロッド他ディティールアップしよう。
 バリ取りしながら考えた事なので「しよう、、、。」である。
まだやっているわけではないが、
切っちゃったりしているのでやらないわけにはいかないでしょう。
あと、増加タンクのフィンや、そうそうエンジン排気ノズルがあるのでした。

          
  ディティールアップップウ

 つまり、溺れてしまっているのだが、入り込んでいるとも言うが、
この場合文字通り溺れているのである。
資料写真と図面を見るとキットのドロップタンクの
取り付け位置が怪しい、、、。タンクを後ろへ下げることにした。
するとパイロンとの位置関係がオカシイ。
悩んでいる内にパイロンの位置もおかしいのに気付き、
パイロンもタンクもそれぞれに下げる事で解決。
うむ、これを解決というのか分からないが、
事実関係が近づいたということになるのか。
間違い探しで時間をとられるのも模型作りの楽しさか、、、。
このためにタンクやパイロンのダボを切り取った、
この時点でプラモデルとのお別れになる、、、。
いやずいぶん前にお別れにはなってしまっているのだが、、、。
 せっかくの「手慰み(これについれは
モデグラ11月号平野克己を読まれたい)」であるプラモデルとこうも
簡単に「事実関係と違う」という理由で
お別れして良いものなのかいつも悩ましく思うところである。
 面倒な作業が増えた等と意味もなく愚痴っていると、
新聞に「大手メーカー新作水着披露」とある。
ふむ、写真を見れば3人のお嬢さんが裸同然で立っている、
などとおじいさんみたいに言ってはイケナイノネ、
しかしこれを良しと決定する社長や幹部は
おじいさんだったりするので間違いか、
すると若い子たちがおじさんに「わかってないんだからぁー」等という
のもおかしい、なぜならその若いはずのモードを作っているのは
大抵オジサンだからだ。でもないか、
若い子達の間で流行っているものをオジサン達が横取りして
リサーチかけてエフェクトして商品にするのだから、、、。
でも、結局オジサンの思い通りになるのだからオジサンの勝利か、、。
だから若い人たちはもっとおじさんにサーチされない
ようなものを創造しないといけない、、、。
 
 この間17歳の子を相手に「東京ラブストーリーのカンチがさぁ、、、」
と話したら「私生れて無い」といわれた、、、。

 25歳の絵本作家の女性と話していて「やっぱりレッドツエッペリンだよなぁー」
といったらニコニコしているだけで全然分かっていない、
聞けば知らないという、、、。ベーシテーローラーズも知らないという。

 彼女に訴えたら、たまたまその子が知らなかっただけなんじゃない
と慰めてくれた。そう、オトコには慰めてくれる人が必要なのだ!
 
 じゃあ、女はどうすれば良いのか、ラスベガスへ連れてってもらうとよい。

       詳しい事は映画「ブルーオンザフェイス」を参照の事

 話がそれてしまった。そうそう水着のオネーサンの話であった。
でっ、みるとどうもバランスが変だ。しばらくして気づいた。
ビキニパンツのヒラヒラフリルの位置がいただけないことが分かった。
分かったけれどうも変だ。変なのではなく、ローライズパンツに合わせると、
こうしかならないという事が分かった。
もう少し上にあげて(パンツも)ヒラヒラフリルから股間が見え隠れしなければ
我々の美学にそぐわないという事だ。んー、トレンドが違うということねッ。
 20世紀は終わったという事なんでしょう。当然美学も変わる。
イタレリのキットは私を21世紀に導いてくれたという事でしょうか。
 
    画像はドロップタンクのフィンとパイロンの加工済みです。

                  つ づ く




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Posted by ネコとウソ at 22:52│Comments(0)プラモデル
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