2020年06月19日
紫電改 その5
プラモについて
プラモデルの楽しみとは何だろうかと、
作業しながら考えた。
確かに完成を目指して頑張るという事があるだろうが、
ふと、はっきり気が付いた。
今作っているという作業が楽しいのだと。
今更ながらの感もあるが、
実感として、紫電改のラダーを削っていたとき、
おおっー!これだと感じたのである。
となれば、完成ではなく、
今この時であるから、
ここを削ろう、ここが合わないという一時が、
至福にみちているということである。
すると、
作業はゆっくりと延々続いてもよいということになる。
いずれ完成ということがあるにしても、、、。
早々に完成させて楽しむというのが私のスタイルだが、
今日の気付きで、
ひとつ作るのに数年かけている人の気持ちが解った様な気がした。
実物により近づけるためのそれではなく、、、。
それはもうプラモデル作りというより、
模型作りと言った方がよいだろう。
そしてこれは改造するという事ではなく、
ここんところこうしてみてはどうか、
あるいはこのディティールも、
追加してみてはどうだろうかということであり、
何もキットが良く出来てないゆえに、
作業が続くというのとも違う。
そして、基本的な楽しみとは、
削り合わせるという作業そのものに、
快感を得る事なのでしょう。
さらにこの紫電改、ここまで作ったら、
もう良いような気がしたので、
キットとして、
このモチーフとして完成しているわけでは無いが、
もう出来ているという終わりがあるようにも思われた。
しかし、
せっかくだから全体のシメも必要かしらとなり、
飛行機の形までもってゆくのである。
つづく
Posted by ネコとウソ at 19:52│Comments(0)
│プラモデル
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