NさんのZ3

ネコとウソ

2012年01月27日 19:57





           BMW Z3

         TAMIYA 1/24

 プラモデル友達が亡くなり、

形見分けに「Z3」をいただいた。

作りかけというか、

クリアパーツの塗り分けが上手くいかずに断念した状態だった。ウインドウ





フレームも折れていた、、、。

ボディの塗装が上々だったので

これを生かして成就させることにした。





プラモデルとはいえ、ひとの作ったものを引き継ぐのは、

それはそれで結構難しい。

まず取っ付きが悪い、

つまり前の人の匂いが勝っていて

作り手が曖昧になるのだ。

作り進めているうちに自分の匂いが強くなり

いつしか私の物になる、、、。

しかし今回はせっかくの形見分けであり、

また彼にも成就出来なかった残念があったと思うので、

彼の匂いも残す事にした。

というより、

彼の輝くボディの塗装が私を突き動かしたのであり、

これは共作である。





 さて、成就(仕上げる、形にする)が目的なので、

難しいところはほっておく事にした。

といってもTAMIYAのキットなので問題がある訳ではないが、

シャーシィは彼が塗装し残したところでそのままとして組み、

彼がキット2個を潰して断念したライト周りと内装を私が仕上げた。

 近年の車のモデルは「接着ウインドウ」などの縁塗装が鬼門だ。

これは確かにスキルが問われる。勤勉だけでは上手くいかない。

これだけボディの塗装が出来、光沢も素晴らしく出来ても、

肝心のスミ入れや、塗り分けで上手くいかないのだから、

腹立たしかったに違いない。

しかしまあ、ライトレンズのマスキングによる塗り分けなんか

TAMIYAさんどうにかしてよぉ~と言いたくなる。

ところが、

このライト周りこそがこの車の、

キットの見せ場であるからますます大変だ。

ご覧の様なマスキングと塗り分けを強いられる。

しかしここをクリアーすれば、すばらしいZ3が出来上がる、

ので精進しかない。

 
      Nさんどうもありがとう。

     楽しませていただきました。

      と、上手くいったからで、

     実はマスキング1回では

      上手くいかなかった、、、。


          カワウソ


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